新卒看護師のひとりごと#2 資産形成の捉え方の変化

走り出した社会人生活とアクセル全開の資産形成

看護師として働き始めて、早いもので数ヶ月が経ちました。毎日が新しいことの連続で、特に私の配属された緊迫した現場では、休憩時間に持参したおにぎりを急いで頬張るのが精一杯な日も多く、1日が終わる頃には心身ともにクタクタになって帰路につくことも少なくありません。そんなハードな日々を乗り切るモチベーションの一つが、このブログの大きなテーマでもある資産形成です。

これまでは、20代のうちに全力で働いて、少しでも早く資産の土台を作りたいと考えていました。将来、働くペースを落として自由な時間を手に入れるために、今はとにかく生活を切り詰めてでも貯める時期なのだと、アクセル全開で突き進むことばかりを意識していたのです。

しかし最近、とあるYouTubeの解説動画で、ダイウィズゼロという本の考え方に触れたことをきっかけに、私の中で少しずつ変化が生まれてきています。それは、今が一番若いのだから、今しかできない経験を楽しまなければ、そもそも資産を築く意味がないのではないかという新鮮な視点でした。

緊迫した現場で腑に落ちた「今日が一番若い日」の意味

実は、私が大学1年生の頃からずっと見ているYouTubeチャンネルのリベラルアーツ大学でも、動画の最後にいつも「今日が一番若い日です」という言葉が強く繰り返されています。学生時代からずっと耳にしていたはずのその言葉が、社会人になり、日々の緊迫した現場で心身をすり減らしながら働くようになった今、本当の意味で腑に落ちた気がしたのです。

看護師として人の生死や健康に深く関わる日々を過ごす中で、健康な体があり、若い感性を持っている「今」という時間の価値を、よりリアルに肌で感じるようになりました。未来の安心を買うために、今の貴重な時間をただ我慢だけで埋め尽くしてしまうのは、あまりにももったいないのではないか。

そう気づいた瞬間、私の中での投資の捉え方がアップデートされました。単なる将来の不安を消すための防衛策としての貯金から、人生全体の満足度を最大化するための手段へと、意識の軸が変わったのです。

大学生時代の漠然とした理想と、目の前のリアルな葛藤

大学生のとき、私は「社会人になったらいっぱい貯金したいな」と漠然と考えていました。ただ、いざ自分で稼ぐ立場になってみると、「お金をたくさん貯めて、その先で自分はどうしたいんだろう?」と立ち止まって考えることが多くなりました。ここで、自分の中に二つの正論が入り乱れ、激しくぶつかり合っています。

一つは、ダイウィズゼロが説く「健康が一番であり、若い時にしかできない経験がある」という視点です。お金はあの世に持っていけないのだから、若いうちの経験にこそ資本を投じるべきだという主張には、強い説得力があります。

しかしもう一方で、投資の世界でよく言われる「ジャックとジル」の話も頭をよぎります。これは、**若いうちに早く投資を始めた人が、後から大金を投じた人よりも複利の力で圧倒的に有利なリターンを得る**という有名なエピソードです。一番若い今だからこそ、最初に入金力を最大化して複利の波に乗せるべきだという、現実的な戦略思考も決して間違っていません。

理屈としてはどちらも正しいのです。今しかできない経験にお金を使いたい自分もいれば、若さを武器に最速で資産を増やしたい自分もいる。じゃあ、どっちに全振りするのが自分にとって一番幸福なのかと聞かれると、正直に言って、今の私にはまだその明確な答えがわかりません。

問いの先にある「よく分からない結論」の愛おしさ

私は普段、YouTubeの積読チャンネルという、色々な本を紹介している動画を好んで見ています。その中でとても共感し、面白いなと思っている視点があります。それは、一つの問いを徹底的に突き詰めて考えた結果、最終的に「よく分からなくなる」という結論に至ったり、一周回って「ごく平凡な答え」に辿り着いたりすることです。

今の私の資産形成に対する捉え方も、まさにその状態なのかもしれません。「今を全力で生きるべきか、それとも未来のために投資するべきか」。どちらが正解かなんて簡単には出ないし、考えれば考えるほど、今はまだ「よく分からない」というのが正直な結論です。

でも、ただ漠然とお金を貯めようとしていた大学生の頃とは違い、社会人になって自分で働き、悩みながらこの問いに向き合っているプロセスそのものに、大きな意味があるのではないかと感じています。最初から何も考えずに思考を放棄するのと、考え抜いた上で「よく分からない」と立ち止まるのでは、その深さが全く違うはずだからです。

まとめ

突き詰めた先で、いつか自分なりの「平凡だけどしっくりくる答え」が見つかるかもしれません。それまでは、ガチガチの正解を求めすぎず、未来への投資もしつつ、今この瞬間を心地よく生きることにもちゃんとお金を使いながら、よく分からないなりの絶妙なバランスを手探りで楽しんでいこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を読んでくださっているみなさんは、「今の楽しみ」と「未来への備え」、どちらに重きを置いていますか? ぜひ、それぞれの正解を探しながら、一緒に悩み、少しずつ前へ進んでいきましょう!

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