“「貯金=安全」では無くなる”このようなことを聞いたら皆さんはどう思いますか?
「まさかそんな訳はないだろう」と思う方もいるかもしれませんが、強ち間違いではなくなってきていることではあります。
今回は、なぜ「貯金=安全」では無くなるのか、そうであるならどのような対策が必要かについてただの一新卒看護師ですが、自分なりにまとめたものを皆さんと共有したいと考えています。
「貯金=安全」では無くなる最たる理由、それは「インフレ」です。何それ、、、?
実際、身近なものを思い出してみると分かりやすいです。
コンビニやスーパーで、おにぎりが1つ200円を超えたり、電気・ガスやガソリンの価格が前と比べて急に高くなった様に、数年で物の値段が少しずつ上昇してきています。
また、”物価が上昇している”とか、”インフレの上昇率が~”とか普段テレビで目にすることが増えたと思います。
インフレとは、モノやサービスの価格(物価)が全体的に継続して上昇し、それによってお金の価値が下がる現象を指します。2.インフレと貯金の関係
では、「物の価格が上がることと貯金に何の関係があるの?」と分からない方もいらっしゃると思います。
具体例を出して説明します。
タンス貯金として1000円タンスに入れていたものを10年ぶりに見つけて、コンビニでおにぎりを買うことにします。
10年前のおにぎりが100円であったら、100/1000円で貯金の10%の支出でおにぎりが買えました。
しかし今のコンビニでおにぎりを買うと200円します。なので200/1000円で貯金の20%を支出することになります。
貯金は1000円で変わっていないのに、物に払う額は2倍になった。
お分かりいただけましたか?私はこれが「貯金=安全」では無いという言葉の一番分かりやすい例だと思います。
3. 【シミュレーション】30年後の100万円はどうなる?
「物の値段が上がる」ということは、裏を返せば「お金の価値が下がる」ということです。これを専門用語で「購買力の低下」と呼びます。
具体的に、国や日銀が目標としている「年2%の物価上昇(インフレ)」が今後も続いた場合、私たちが今持っているお金がどうなるか、シミュレーションしてみましょう。
今、銀行に預けている100万円。30年後も、通帳に印字されている数字は「1,000,000円」のままです。しかし、2%のインフレが30年続くと、今の100万円で買えるものを買うためには、30年後には約181万円が必要になります。
これを「今の100万円の価値」に換算し直すと、30年後には実質的に約55万円ほどの価値にまで目減りしてしまう計算になります。
「貯金額は数値としては減っていないのに、買えるものが半分近くになってしまう」。
これが、私が「貯金=安全」ではないと確信した一番の理由です。特に私たち若手世代が、これから30年、40年という長い年月をかけて資産を築いていく上で、この「静かなる目減り」は無視できない最大のリスクなのです。
4. 【実践編】明日からできる、資産を守る3つのステップ
では、具体的にどうすればいいのか。私が実際に調べ、実践し始めている「3つのステップ」をご紹介します。
Step 1:まずは「生活防衛資金」を確保する
「貯金=安全ではない」と言いましたが、貯金をゼロにするのはもっと危険です。投資はあくまで「余剰資金(すぐには使わないお金)」で行うのが鉄則です。
まずは、急な病気や怪我、冠婚葬祭、家電の故障などに備えて、**「生活費の半年~1年分」**を銀行口座に確保しましょう。例えば、毎月の生活費が20万円なら、120万円~240万円ほどが目安です。この「絶対に減らさない守りのお金」があるからこそ、心に余裕を持って次のステップへ進めます。
Step 2:新NISAの「つみたて投資枠」をフル活用する
インフレに対抗する最強の味方が、2024年から大幅に拡充された「新NISA」です。
通常、銀行の利息や投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、この制度を使えば利益をそのまま丸ごと受け取れます。国が「自分で将来に備えるなら、税金は免除しますよ」とお墨付きを与えてくれた制度です。
特におすすめなのが、世界中の企業に分散して投資する「全世界株式(通称:オルカン)」や、米国の主要企業500社に投資する「S&P500」などの投資信託です。これらは、歴史的に見て年利5~7%程度の成長が期待できると言われています。これなら、インフレ率2%を大きく上回り、資産の価値を守りながら増やすことが可能です。
Step 3:少額から「時間を味方につける」
「まとまったお金がないから」と後回しにするのが一番もったいないです。投資において最大の武器は、お金の量ではなく「時間」です。
月5,000円、あるいは1,000円からでも構いません。まずはネット証券(楽天証券やSBI証券など)で口座を開設し、少額で「自分のお金が世界経済と連動して動く感覚」を肌で感じてみてください。若いうちから始めることで「複利(利息が利息を生む仕組み)」の効果を最大限に引き出せるようになります。
5. おわりに:「投資=ギャンブル」という誤解を解くために
最後に、どうしてもお伝えしたいことがあります。
「投資」と聞くと、「大損するかもしれないギャンブル」というイメージを持つ方も多いでしょう。確かに、短期間で一攫千金を狙って特定の株を売り買いすれば、それはギャンブルに近いものになります。
しかし、私たちが目指すのは「資産防衛」です。
世界全体の経済成長を信じて、15年、20年という長いスパンでお金を持ち続ける「長期・積立・分散」の投資は、過去の歴史を振り返れば、どのタイミングで始めても元本割れのリスクが極めて低くなることがデータで証明されています。
「何もしないこと」が、実は「インフレでお金の価値が減り続ける」というリスクを100%受け入れてしまっている状態である……。この事実に気づけた皆さんなら、もう一歩踏み出せるはずです。
今の1000円を、10年後、20年後も「1000円以上の価値」として使えるように。
今から少しずつ、お金の置き場所を変えていきませんか?

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