「失敗できない仕事」だからこそ相性抜群?看護師の僕が資産形成を選んだ理由

資産形成

当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。看護師×資産形成ドットコム筆者のなすびです。

僕は今年から新卒の看護師として都内の病院で働き始めました。

看護師という職業は、世間一般からは「国家資格であり、安定していて食いっぱぐれがない」と言われることが多くあります。確かに、毎月決まった日に給料が振り込まれ、万が一転職を考える際にも選択肢が多い点は、この仕事の非常に大きな強みです。

しかし、実際に現場で夜勤をこなし、日々の業務に追われる中で、ふと「この働き方を何十年も続けていった先に、どのような将来が待っているのだろうか」と考えるようになりました。

今回は、日々の手当や給与に頼りがちだった僕が、なぜ「資産形成」という選択肢を持つようになったのか。その思考のプロセスや、看護師という働き方と資産形成の相性について、僕自身の体験をもとにお話しします。

看護師のリアルな収入構造と、将来に対する漠然とした不安

看護師の給与明細を確認すると、基本給に加えて「夜勤手当」や「各種手当」が大きな割合を占めていることが分かります。

働き始めた当初は、同年代の会社員と比較しても十分な収入を得られているように感じ、嬉しく思うこともありました。しかし、年数を重ねて仕事の仕組みを理解していくにつれて、以下のような点に気づくようになります。

  • 基本給の昇給速度は比較的緩やかであること

多くの医療機関では給料の基準が定められており、毎年の基本給の昇給額は限られています。

  • 体力の変化に伴う、将来的な手当減少の可能性

若いうちは夜勤を数多くこなすことができますが、将来的にライフステージの変化や加齢に伴い、日勤中心の働き方へシフトする時期が訪れます。その際、夜勤手当がなくなることで手取り収入が大きく減少する構造になっています。

つまり、「身体に負担をかけずに長く働き続けよう」と選択した際に、かえって収入が減少してしまうという課題があることに気づいたのです。

職場で見渡す「貯金をする先輩」と「資産形成をする人」の存在

看護師の職場でお金に関する話題になると、周囲からはこのような声をよく耳にします。

「今月は夜勤を頑張ったから、しっかりと貯金ができた」

「万が一の時のために、定期預金にお金を預けている」

僕の周りにいる先輩看護師の方々を見ても、非常に堅実で、毎月コツコツと銀行口座に貯金をしている人が多く存在します。看護師は一定の収入が期待できるため、意識をしさえすれば年間でまとまった額の貯金を作ることができる職業です。

しかし一方で、「積立投資を活用している」あるいは「将来のために資産運用を行っている」という話は、驚くほど聞く機会がありませんでした。

なぜ看護師の現場では「貯金一択」になりやすいのかを考えると、以下の理由が挙げられるのではないかと感じています。

  • 日々の業務が多忙で、新しい知識を得る時間的・精神的余裕がない

毎日の看護業務や記録作成、研修などに追われ、休日は体力を回復させることで手一杯になりがちです。新しい制度やお金の仕組みについて勉強するハードルが高く感じられます。

  • 「リスクを回避する」という職務上の価値観

看護師は患者さんの安全や生命を守る仕事であるため、本能的に「失敗を避けたい」「安全でありたい」という意識が強く働きます。その結果、変動リスクのある運用を遠ざけ、減る心配のない貯金を選ぶ傾向が強くなります。

先輩方の堅実な姿勢は非常に尊重すべきものであり、防衛資金としての現金を確保しておくことは不可欠です。しかし僕は、その様子を見ながら一つの疑問を抱くようになりました。

「夜勤を重ねて体力を削りながら得たお金を、ただ口座に置いておくだけで、自分たちの将来を十分に支えきれるのだろうか」

周囲が実践していないからこそ、自分自身で調べて一歩を踏み出してみようと考えたことが、僕の資産形成の原点となりました。

「銀行にお金を預けておくだけ」に対する疑問

「貯金を徹底していれば安心なのではないか」と考え、最初は僕もメガバンクの普通預金にお金を預けることだけを考えていました。

しかし、社会全体の経済状況や物価の動きに目を向けるようになると、日用品や食品の価格が少しずつ上昇していることを実感します。お金の「金額」自体は口座内で減っていなくても、購入できる「モノやサービスの量」が実質的に目減りしている可能性に気づいたのです。

かつては「銀行に預けておくことが最も安全」とされていましたが、物価が上昇していく環境においては、現金のみで資産を保有し続けることにも一定のリスクが存在することを知りました。

この学びを経て、労働によって得た収入を貯めるだけでなく、社会の経済成長に合わせてお金を活用していく知識を持つ必要性を感じるようになりました。

投資は特別なものではなく、将来のための選択肢の一つ

最初は「投資とは資金に余裕がある人が行うもの」「失敗して資金を失うリスクが怖い」という強い先入観がありました。看護師として労力をかけて得た資金を減らすようなことは、絶対に避けたいと考えていたからです。

しかし、書籍や専門の情報をとおして勉強を重ねる中で、短期間で大幅な利益を狙う取引と、数十年単位で着実に資産を育てる「長期・積立・分散投資」は大きく異なることを理解しました。

特に、非課税制度などを活用して毎月決まった額を長期間積み立てていく手法は、過度なリスクを抑えながら将来に備える合理的な手段です。

「一朝一夕で大きな利益を得るのではなく、時間をかけて将来の暮らしを支える土台を作る」という考え方であれば、僕のような看護師であっても無理なく継続できると確信しました。

「安定した本業」を持つ看護師が資産形成において優れている理由

資産形成について学びを深める中で感じたのは、「本業による安定した収入があること」自体が、長期的な資産形成において極めて大きな強みになるという点です。

具体的には、以下の3つの理由が挙げられます。

  • 毎月の収支が予測しやすく、積立の計画が立てやすい

景気の変動を受けにくい職種であるため、毎月の給料から一定額を自動的に積み立てに回す仕組みを作りやすい環境にあります。

  • 勤務中に相場の動きを気にする必要がない

看護師の業務は過密であり、勤務中に株価などを確認する余裕はありません。しかし長期的な積立投資においては、「頻繁に確認せず放置する」ことが推奨されるため、本業に集中できる環境がプラスに作用します。

  • 国家資格という確かな土台が存在する

全国どこでも再就職が可能であるという安心感があるため、不必要な不安に駆られて途中で積立を断念するリスクを減らすことができます。

大きなリスクを冒す必要はなく、毎月の給料から無理のない金額を自動で運用に回す仕組みを作るだけで、本業を最も大切にしながら将来への備えを進めることが可能です。

まとめ:本業を大切にしながら、自分のペースでお金を育てる

看護師の仕事は非常にやりがいがあり、社会にとっても欠かせない価値ある職業です。だからこそ、お金に関する将来の不安によって精神的に余裕を失ったり、過度な勤務で体力を削り続けたりすることは避けるべきだと考えています。

本業の給与だけに依存するのではなく、資産形成という「もう一つの備え」を整えておくことで、将来的な働き方の選択肢(夜勤の回数を調整する、希望する部署で働くなど)を広げることができます。

このブログでは、これからも看護師として働きながら学んだお金の工夫や、無理のない資産形成の進め方について、等身大の視点で発信を続けていきます。

この記事が、ご自身の将来やお金との付き合い方について考える一つのきっかけとなれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました